バリカンが切れなくなる理由

今回はバリカンの替刃のお手入れに関して書いていきたいと思います。
(今回はスピーディック製の替刃を参考にさせていただきました)

 

まず、バリカンの刃が切れなくなる理由なんですが
1.使用し続けている事で刃が丸くなり切れ味が落ちている
2.バリカン本体が持っている馬力以上の力を求めて刈り込みをしてしまっている
3.バリカンの刃が汚れている
4.替刃を間違ったお手入れをしている

 

回答
1.研ぎに出すしか仕方ありません
2.○馬力に対して○位の速度。とかは毛量やミリ数、メーカーなどなどにより何とも言えませんが、充電式はコード付きよりも刈る速度が遅い物が多いです

 

3と4に関して、、、
【図1】バリカンの仕組み

BA7

左側の紫色のレール部分と右側の紫色の白い部分が動く範囲を決めて、
赤い部分同士、緑色の部分同士が擦れてバリカンの刃が動いています。
ですので、
【図2】バリカン替刃の傷みやすい箇所

ba10

①の様に触点になる箇所にサビや毛くず、油脂などの異物があると、
・静刃と動刃の密着度が下がり毛を噛み込み切れなくなる
・静刃と動刃の触点のバランスが崩れて、刃の当たりが悪くなり切れなくなる
という現象がおこります。
そして、
②の様に動刃の動きを決める箇所が減ってくると、
・動刃がスムーズに動かず異音がする
・左右に動く際に上下にもあばれる様に動くので、正常に切れない。
といった不具合が生じます。

 

そうならないように、『お手入れ』や『使用前の注意点』、『お手入れ時の注意点』などを次回以降に説明していきます