皮膚のバリアー機能とは

バリアー機能とは、からだの外側と内側を区別する層のことで、外側から有害なものが入ってくるのを防ぐ機能をさします。

 

バリアー機能に必要な表皮の構成、成分、その働きなどを以下に明記していきます。

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●皮脂膜
角質層の上部に張られた皮脂と汗が混ざり合って出来た天然の保護膜です。
水分保持と雑菌などの侵入や繁殖、アレルギー物質の侵入を防ぐ働きがあります。

 

●角質層
角質細胞が何層にも重なり、外的刺激から守る働きがあります。
ただ犬猫の場合は人間の約1/3程度の厚みしかないため、刺激から守る力が弱いです。
その為に高密度に毛が生えているとも考えられています。
また角質層にも水分があるのですが、角質層の水分が失われると象肌などの硬い皮膚になります。

 

●天然保湿因子(N.M.F)
アミノ酸や糖類などからつくられている水分保持の働きがる物質のこと。
角質層の水分保持の働きがあり、これが充分に存在すると潤いとハリのある皮膚を保ちます。
潤いを失った肌を水やぬるま湯につけているとふやけて柔らかくなるのはこのN.M.Fの働きです。

 

●角質細胞間脂質(セラミド)
角質細胞と角質細胞の間に存在する脂のことで、異物の侵入を防ぐ働きと、水分を逃がさない働きをしています。

 

弊社の『犬猫の皮膚、被毛を科学したプロフェムシリーズ』は以上の点を充分に考慮して創られています。
その中でも皮膚に関して特に重要視しているのが『皮脂膜を健康な状態に守る』ということです。

 

皮脂膜が健康な状態であればどのような働きがあるかなどをまた明記していきます。