プロフェムのトリートメントって何?使い方は?リンスとの違いは?

いつもプロフェムをご愛用くださり、誠にありがとうございます。 プロフェムをご使用いただくにあたり、よくいただくご質問として「トリートメント」と「リンス」はどう違うのか? また、トリートメントはどのように使えば良いのか? というご質問をいただきますので、以下に説明させていただきます。

アルトリームT1000エスチュアT1000スーパーモイストT1000

①被毛の構造について
②トリートメントとリンスの働きの違いと使う順番
③トリートメントを使えばリンスは要らないのか?
④プロフェムトリートメントの種類と特徴
⑤トリートメントの効果を実験してみた
⑥トリートメントを効果的に使う方法を動画で解説

 

①被毛の構造について

被毛

被毛は3層構造で出来ています。

 

1.もっとも外側にあるのがよく耳にする『キューティクル』 は外部刺激から守る鎧のような働きを持ち、ツヤなどの美しさに関わります。 キューティクルは水をはじき油と馴染む特徴があり、アルカリ性でキメが開き弱酸性でキメが引き締まる。という性質があります。 また水に濡れると摩擦に対して非常に弱くなる。という特徴もあります。

 

2.キューティクルの内側にあるのが『コーテックス』 被毛の弾力やしなやかさをの役目を持ちます。 水と馴染む性質を持つので、キューティクルが傷んでいるとシャンプーなどでコーテックスが流出し毛が細くなったり、切れたり、弾力が無くなったりする原因になります。

 

3.被毛の中心にあるのが『メデュラ』 被毛の芯となる部分。(アンダーコートには存在しない例が多い)

 

②トリートメントとリンスの働きの違いと使う順番

では次にトリートメントとリンスのがどう違うのか?というと、 トリートメントは内部(コーテックス)を補修し、リンスは外部(キューティクル)を補修する働きを持ちます。   なので、トリートメントを使用する場合のシャンプーの使用方法としては

①シャンプー ②トリートメント ③リンス が効果的な順番となります。

トリートメントを塗布して5分ほど置いておくと、より内部に浸透します。

 

③トリートメントを使えばリンスは要らないのか?

お客様からよく

「トリートメントを使うとリンスは要らない?」というご質問をいただきますが、答えはトリートメントをしてもリンスは必要。です。

理由は、トリートメントは被毛の内部を補修するもので、リンスは被毛の表面を整えたり静電気の発生を抑えたりすることが目的になるので、目的が異なります。

シャンプーの後は必ずリンスをしてください。

 

④プロフェムトリートメントの種類と特徴

アルトリームT1000

アルトリームトリートメント:被毛の内部(メデュラ)に弾力を与え、ボリュームある被毛を創ります。

 

エスチュアT1000

エスチュアトリートメント:被毛の内部に適度な弾力と保湿を与え、ふんわりとしなやかな被毛を創ります。

 

スーパーモイストT1000

スーパーモイストトリートメント:被毛の内部に保湿を与え、しなやかな被毛を創り出します。

 

⑤トリートメントの効果を実験してみた

実験方法は光学顕微鏡を使用しました。

【準備物】

①光学顕微鏡 ②実験に使用した傷める前の毛 ③パーマの1液に1か月浸し、極限まで傷めた毛を用意 ④アルトリームトリートメント

 

【傷める前の健康な毛を撮影】

ga1

外側のうっすら黄色く写っているのがキューティクル 真ん中に黒く棒状のものが写っているのがメデュラ その間の淡いグレーのカ所がコーテックス

 

【パーマの1液に1か月浸して極限まで傷めた毛を撮影】

ga2

芯の部分のメデュラは辛うじて写るものの、毛内部のコーテックスがほとんど流出し、ほとんどキューティクル(黄色く写っている個所)しか写っていない。

 

【アルトリームトリートメントの原液を5分間塗布して撮影】

ga3

キューティクルの隙間からコラーゲンタンパクが浸透し、弾力が形成されだし、傷める前の毛の状態にほぼ戻った状態。

 

【アルトリームトリートメントの原液を10分間塗布して撮影】

ge4

5分間塗布した毛よりさらに濃くコラーゲンタンパクが浸透し、芯となるメデュラがうっすらとしか映らなくなり、元の状態よりハリと弾力のある毛に変化

 

⑥トリートメントを効果的に使う方法を動画で解説

【参考動画】トリートメント使用は 3:05あたりから