シリコンは危険? PartⅠ

今回も最近お客様からよくご質問いただく

『シャンプーに入っているシリコンって危険なの?』
という疑問に対して回答させていただきます。

 

質問1.そもそもシリコンって何?
回答1.正式には「シリコーン」と言い、酸素とケイ素と有機基からなる有機高分子化合物です。

 

質問2.どんな特徴があるの?
回答2.一言でシリコーンといっても、その分子量(サイズ)によって液状から固形までありますが、安全性が高く、熱や光に強いので変質しにくく、柔軟で通気性が高い。という非常に優れた成分です。

 

質問3.シャンプー以外で身の回りでどんなものに使われてる?
回答3.調理器具や食品、化粧品や日用品の他に医療品などにも使われています。
代表的なものだけでもあげると、
・調理器具:レンジで加熱できる容器など(熱や光に強く柔軟性があり安全性が高いため)
・食品:天ぷら油やもめん豆腐(なめらかにして消泡効果を目的として)
・化粧品:シャンプーやファンデーション(なめらかで摩擦を減らし伸びが良くなるため)
・日用品:ティッシュペーパーや柔軟剤(繊維表面に良く馴染み摩擦を減らすため)
・医療品:カテーテル(柔軟で耐久性が高く毒性が低いため)やコンタクトレンズ(柔軟で耐久性が高く酸素透過性が高いため)

 

質問4.何のためにシャンプーやリンスに入れるの?
回答4.シリコーンの特徴として摩擦を減らす働きがありますが、その特性を活かしシャンプー時の摩擦を減らすことで毛同士が擦れてキューティクルが傷むのを防ぎ、また指通りも良くなり、毛も絡みにくくなります。

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【摩擦が原因で破壊された毛】

 

質問5.ノンシリコンシャンプーはシリコンの代わりに何が使われているの?
回答5.一概には言えませんが、ノンシリコンシャンプーと表示されている商品の大部分が植物性油脂分を使用しています。それにシャンプーにはシリコーンは入っていないが、リンスにはたっぷり入っているものもあるのでご注意ください。容器の裏表示に『ジメチコン、シクロメチコン、シロキ、シリカ、メチコン』という言葉がついているとシリコーンを使用してます。

 

【次回】シリコンは危険? PartⅡ
質問6.シリコンは痒みや抜け毛、毛根に詰まって皮膚トラブルを起こすと聞きましたが?
質問7.シリコンが有効成分の浸透を妨げると聞きましたが?
質問8.プロフェムにノンシリコンの製品はありますか?
質問9.プロフェムはなぜノンシリコンの製品にしないんですか?
質問10.結論