入りやすいお店の特徴、入りたくなるお店の特徴

ワンクス山口です
日増しに暖かい日が増え春の訪れを感じますが、みなさまは元気にお過ごしでしょうか?
とはいえたまに冬に逆戻りのような寒い日がありますので、油断なさらず健康にもお気をつけください。

 

さて先日テレビを観ていたら面白特集がされていたので、その内容を以下にまとめてみました。
(※一部表現は変更しています。)
ご覧になられていない方のご参考になれば嬉しく思います。

 

お店を創っていく側としては『入りたくなるお店』でありながら『入りやすいお店』を目指したい!
と考えられていると思いますが、実際にはそれら2つは相反する要素で出来ているので両方の実現は難しいです。

 

★『入りやすいお店』の特徴
・店内の見通しが良い
・自由にではいり出来そうな店づくりや雰囲気
代表的なお店は、コンビニエンスストア

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(※一般的なコンビニ店内画像を引用)

【メリット】
・店内も明るく、外からでも店内全体が見渡せ、出入り口がはっきりと確保されている。(心理的抵抗感の排除)
・店内に置いている商品がだいたい把握できている。(物理的抵抗感の排除)
【デメリット】
中に入らなくても外から大体解るので必要無ければ入店もなく、面白味がない。(探究心の刺激の欠如)

 

★『入りたくなるお店』の特徴
・色々な商品が置かれている
・整理整頓ができていなく(良い意味で)、掘り出し物を期待できる
代表的なお店は、ドンキホーテやドラッグストア

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※画像はドンキホーテのとある店内画像

【メリット】
さまざまな商品が取り扱われてあり、乱雑に置かれているので念入りに見ることで今まで知らなかった商品に出会いそうな気持ちになる。(期待感や探究心の刺激)
じっくり見ていく中で買う予定では無かった商品まで購入してしまう、ついで買いを誘発する。(一貫性の原理)
【デメリット】
・店内がどうなっているのか?出入り口や通路が見えない。(心理的抵抗感)
・何がおいているのか?自分が必要としている商品があるのか?解らない。(物理的抵抗感)
という不安を与える。

 

以上のことから、2つのお店づくりは相反する要素でできていることが解ります。
ですので、どちらの店創りをしていくかは、
・どういうお客様をターゲットにするか?
・どういうお店にしていきたいか?
という『お店のブランド』『対象』などを明確にしてから、お店創りや取扱商品を考えることが大切だと思います。
また敷地や立地、周辺環境、資産なども考慮しながら、自分が目指すものを定めて、それに合った『ブランド化⇒お店創り』にしてください。