バリカン替刃のお手入れ方法

それでは『バリカン替刃のお手入れ方法』また『お手入れ時の注意点』を以下に明記していきます。

 

前回でも述べたとおり、バリカン替刃のお手入れで特に注意する点は

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図の赤色の部分、緑色の部分、紫色の部分です。

 

これらの箇所のお手入れの注意点としては、
①異物が混入しないようにする
⇒微小の異物でも1,600回/分以上も回転している間にバランスを崩します
⇒汚れがついている場合は、『付属ブラシで大きな汚れを落として』、『付属油を数滴垂らした柔らかい布で替刃の内側を拭き取って』ください。
※ティッシュでの乾拭きなどは細かい粉塵がついて動きが悪くなるので止めた方が良いです!
②スムーズに動けるように機械油を使用前と使用後に数滴注す。
⇒使用前に注す油は動きをスムーズにするため、使用後に注す油は汚れを取れやすくするため

 

※油を注すときの注意点!!
①バリカンに使う油は必ずバリカン用やミシン油などの機械油を使いましょう!
⇒シザー用などの粘りの少ない油を使うと、バリカンの摩擦に耐えれません。
②油を注すときは必ず緑色の部分と紫色の部分にも注しましょう!
⇒上の刃の部分だけをお手入れしても、下の触点が傷めばやはり動きが悪くなり、切れなくなります。

 

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※分解しなくてもバリカンを動かしながら横から注入すると、振動と毛細管現象で中まで油がシッカリと入ります。

 

③油を注すときは絶対に刃を下向け!

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※下の写真のようにバリカンの刃を上に向けて注すと油がバリカン本体内部に入り、モーターの動きを良くするためのグリスを溶かしてしまう危険性があるので、止めましょう!!

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注した後の油が表面に残っていると毛を付着させ、毛の拾いにムラが出て、均等に切れなくなるので、余分な油は綺麗に拭き取りましょう。

 

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そして、これはお手入れではありませんがバリカンの刃を替えるときに、固くてついい下の写真の様に刃を付ける人が居ますが、刃が折れるかも知れないうえに、変に力が加わりバランスが崩れて切れなくなる可能性があるので、おやめください!!

 

どうしても替刃の脱着が固くてやりにくい場合には本体の替刃取付箇所近くに締めつけの強さを調節するネジがあると思いますので、そちらで調節してください。
ただし緩めすぎると、替刃が落下したりする可能性があるので、緩め過ぎにも注意してください。

 

では、次回は『バリカン替刃の組立時の注意点』について明記していきます。